2012年9月6日木曜日

リンカーン・チェイフィー

民主党全国大会もいよいよ終盤、まもなくオバマ大統領自身の演説があります。昨日のクリントン元大統領の良識あるスピーチもたいへんよく、「元大統領たるもの、こうでなくっちゃあ」と思わせてくれるものでしたが、ミッシェル・オバマやクリントン、そしてエリザベス・ウォーレンの華々しいスピーチが注目を浴びるなかで、日本では話題になっているとはまず思えないながらも私がよいと思うものをひとつここで紹介しておきます。

私が大学院時代に6年間を過ごしたロードアイランド州の現知事、リンカーン・チェイフィー氏。彼は長年共和党員として政治活動を続けていましたが、ブッシュ政権の経済政策や環境政策に納得できず共和党を離れ、現在では全国で唯一、無所属として州知事をつとめているという人です。彼のスピーチ、けっして派手ではないけれど、現在の共和党が彼が考えるところの「保守」の理念からどれほどかけ離れたものになってしまっているかを明確に語っていて、説得力があります。元ロードアイランド州の住民としても、このスピーチには拍手。是非ごらんください。文章はこちらで読めます。


ところで、先日ミッシェル・オバマのドレスが素敵と書きましたが、やはりこのドレスはあちこちで話題になっており、私は思わずデザイナーをチェックしてしまいました。Tracy Reeseというアフリカ系アメリカ人のデザイナーの作品で、このドレス自体はまだ商品化されていないものの、このデザイナーのドレスは大体400ドル前後とのこと。私のような人間には決して安くはないけれど、ファーストレディが党全国大会で着るドレスとしてはたいへんリーズナブルな値段ではないですか。それに対して、ロムニー夫人のドレスは1990ドルだったらしい。ふむむ。